文化論コロキウムVII F班報告書
テーマ:「何故インターネット上に『同盟』が存在するのか」
発表者:下家美里 水戸幸浩 幸村和美 丸屋佑太
指導教官:小林英信
発表日:6月17日
○問題提起
現在、インターネット上にはたくさんの「同盟」サイトが存在しています。そのほとんどが「ただ一時的に集まるだけ」のサイトです。しかし、その種類、数は非常に多く、把握しきれないほどです。こんなにも多くの「同盟」が存在するのは何故なのでしょうか。
○発表内容
まず、インターネット上の「同盟」サイトの定義づけをし、さらに、具体例を提示しつつ「同盟」について説明した。次に、「同盟」以外のネット上のコミュニケ−ションツールを紹介し、「同盟」との違いを示した。最後に「同盟」のメリットとデメリットを説明した。
○論点
「なぜインターネット上に「同盟」が存在するのか」
○議論の流れ
はじめにネット上の「同盟」はいつ頃から存在するのか、という質問が出た。しかしこれは、はっきりとは特定できず、議論はどんな理由から「同盟」がつくられたのかに移った。そして、他のコミニケーションサイトと共通しない「同盟」独自のメリットはないのかという疑問が出された。これについては、参加者同士のやり取りがあまりなく、参加、脱退も気軽にできることではないかという意見が出た。また、参加者同士のやり取りが少ないことは、他の掲示板サイトで行われているような悪質な書き込みを防止するためではないかという意見もでた。
次に、いろいろな「同盟」のバナーを集めることが、自分がどんな人間なのか表現することにつながるのではないか、という意見がでた。そしてそれは、Tシャツのロゴに近いのではという意見も出た。
最後に、「同盟」は不真面目なこと、無意味なことの重要性が現れているという意見が出された。「同盟」は、遊び感覚で気軽に参加できること、バナーがアピールになること、などが理由となってたくさん存在しているという考えに至った。
○感想・反省
「同盟」と他のコミュニケ−ションサイトの特徴を比較する形で発表できればよかった。また、「同盟」のメリット、デメリットについても、他のサイトと共通しない「同盟」独自のものをもっと考えておくべきだった。また、同盟に参加する人々の動機についても調べておけばよかった。
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