平成17 (2005) 年度「文化論コロキウム」発表記録
  

 

 

テーマ&要旨 2005年05月27日 (金) 01時52分 Web 掲示板投稿

 

  

 6月2日の文化論コロキウムのテーマは「ぷちナショナリズムについて」です。

 ぷちナショナリズムとは何か?従来のナショナリズムとはどう違うのか、何故違うのか?
 現代のナショナリズムについて、皆さんで考えてみましょう。


 

発表報告 2005年06月16日 (木) 11時54分 Web 掲示板投稿

 

 

文化論コロキウム C班報告書

テーマ 「ぷちナショナリズムについて」
発表日 2005年6月2日
発表者 木村梓沙 昆沙織 星好行 阿部明子 セツイン 橋本幸
指導教員 池田

・問題提起
 近年使われるようになった「ぷちナショナリズム」という言葉をテーマにし、この事について従来のナショナリズムとの相違、その発生の原因等について考えてみました。

・発表の流れ
 まずナショナリズムの定義を説明し、時代によってその言葉の意味が微妙に変化していったことを説明しました。
 そして次にナショナリズムの形成過程として世界的には市民革命を軸として発達してきた事と日本においては明治維新以降の国際情勢に迫られて発達した事、敗戦以後日本人はナショナリズムを意識化に押し込んだのではという説明しました。
 そしてナショナリズムの分類として拡散型と収斂型を説明し、続いて現代の日本におけるナショナリズムの動きを説明しました。
 そしてぷちナショナリズムの定義や現象、それに関連した乖離という現象についての説明し、その他のぷちナショナリズムとして2ちゃんねるや小林よしのりの作品から引用した「覚悟無きナショナリズム」の説明を行いました。

・議論の流れ
 ナショナリズムについては生活の単一化とは何か、拡散型や収斂型ナショナリズムの分類は誰が行ったのか、戦後はナショナリズム本当になくなったのだろうか、解離は日本全体に言える現象なのか、拡散と収斂にナショナリズムを分ける事は出来ないのではないかという意見や質問が出されました。
 ぷちナショナリズムの方では、ぷちナショナリズムは次元が低いのではないか、
ぷちナショナリズムは愛国心ではない、という意見が出されました。
 その他に勝ち組にいる人たちがナショナリズムを利用しているのが不味いのではないのかといった意見や、小林よしのりによって若い人がタブーを直視するようになったのではという意見も出されました。

・反省
 今回どちらかというとナショナリズムの方に関連した質問や意見が多く感じられ、ぷちナショナリズムの方の意見が少なかったのが残念でした。
 ぷちナショナリズムについて発表や論点をもっと明確に分かりやすくした方がよかったかもしれません。