文化論コロキウム C班報告書
発表者 鈴木優華、丸屋佑太、見上尚志、白鳥恵梨、照井沙織、松田健作
指導教員 池田成一
発表日 2005年11月17日
●テーマ「小泉政権」
●動機
9月11日、総選挙で小泉自民党が大勝した。小泉首相は「郵政民営化」を連呼した。「改革の本丸だ」と。民営化の具体的な中身について、国民は知っていたのだろうか。道路公団の民営化がうまく行っていないことを、国民は知っていたのだろうか。知っていたとは思えない。ではなぜ小泉首相が支持されるのか、みんなで考えてみたかった。
●発表内容
小泉政権の歩みをふり返り、ヒトラーと比較をし、選挙を分析し、キャラクターを分析し、説明した。
●論点
小泉純一郎はなぜ支持されるのか?
●議論の流れ
論点が不明確だとの意見が出されたため、政治面とパフォーマンス面に分けて意見を出してもらった。その結果「メディアの活用の巧みさ」「見た目がよい」「言っている事が分かりやすい」「国民の期待をあおる話し方」など、パフォーマンス面での意見が多く出た。
また、「派閥のバックグラウンドが無い」という政治的な意見から発展して、「永田町(派閥)での支持が無い小泉首相は国民から直接の支持を得る必要があり、パフォーマンスは必須なものである。」という意見も出た。時間も残り少なくなったところで議論はもう一歩進展し、小泉首相のパフォーマンスに踊らされるだけのメディア批判に至った。曰く、「首相本人の説明は短くてよい。メディアが詳しく説明して首相の主張を補完・批判すべきだ。」と。これに対しては「説明責任があるのは首相本人だ。メディアに責任はない。」とする意見が出た。
●まとめ
人気の背景には様々な要因があるものの、TV映りによる部分は大きい。それは議論の中で出てきた意見からもうかがえる。
●反省
マイクが使えず、資料も足りなかった。特にヒトラーとの比較では資料を配らなかったためか、ヒトラー関係の意見が出なかった。
議論では初めからパフォーマンスに焦点を絞れば時間が足りなくなることもなかったであろう。
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