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文化論コロキウムIV J班報告書
テーマ 中心商店街の衰退 発表日 2007年02月08日 発表者 石田亜紀子、斉藤夕貴、蒔田信頼、太田岬、本間有華 担当教員 小林英信
1.発表内容
◆大通り商店街の歴史と現状について
◆イオン(大型SC)について
◆消費者の動向、アンケート
◆中心商店街衰退の問題
2.論点
現状の対策は大通りを活性化するのに有効か。
3.議論の流れ
議論に入る前、テーマに関して中心商店街より都心商店街とした方がいいとの意見が出た。
中心商店街では場所が漠然としていて把握しにくいとのこと。
それから、まず各班に話し合いをしてもらい、論点に関する意見の発表へと移った。殆どの班は有効ではないと答え、理由として、対象層の不明、魅力的な店の少なさ、モータリゼーション対策がなされてない、飲み屋ばかり充実している、閉店時間が早いなどが上げられた。
次にそれらを元に討論をしてもらった。出た意見をまとめると、モータリゼーションを意識した再開発、商店街の魅力を生かしつつ郊外型大型店との住み分けを狙う、の二つに絞れる。
モータリゼーションを意識した再開発の意見としては、駐車場を増やすといった意見から、都心商店街にも郊外型大型店のようなものを建て広い駐車場を設置すべきというものまで出た。これらを後押しする意見としては、現代の車社会を意識する、若者・高齢者のみにターゲットを絞るのでなく、車を持った家族連れも視野に、現状維持でなく売り上げの上昇を目指す、というものが上げられた。しかし、これらを実行するには商店主の意識を変えなくてはならない、大規模な開発をするには市役所の指導が必要、といった意見が出た。
商店街の魅力を生かしつつ郊外型大型店との住み分けを狙う意見としては、魅力的な店舗の導入が上げられた。例えば大通り商店街に不足している店舗として、若者の需要に応える衣料店などがある。また商店街で行っているイベントの規模を拡大し、町がらみのイベントを行ってはどうかという意見も出た。
4.反省
今回の発表における反省としては、まず調査不足でその場しのぎの対応になってしまったことが上げられる。そのため、質問に満足な返答ができなかった。
また、どの方向に開発を進めるべきかという点も事前に決めておらず、議論の方向性があやふやになってしまった。これを回避するためには班の考察を表記し、受講者への理解を促すことが必要だった。
そして、途中で話し合いの時間をもう一度設けるべきだった。各班に話し合いをしてもらったものの、途中で議論が停滞したからである。
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