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文化論コロキウムIII 10班報告書
テーマ 沖縄基地問題
発表日 2006年6月8日
発表者 下家美里、橋本幸、上野香織、阿部未華
担当教員 海妻 径子
【発表内容】
沖縄基地問題(沖縄問題)とは?、沖縄の歴史、日米安保体制、本土復帰運動、沖縄の現状、意識の差について
【論点】
沖縄と本土の関係性(「沖縄問題」解決のための連携のあり方)は、今後どのようにしていくべきか?
【議論の流れ】
まず論点について各班ごとに話し合ってもらい発表してもらった。そこでは、「沖縄の経済的自立を図る」、「沖縄問題を国全体の問題として考える」などの意見や、「沖縄問題は何をもって解決といえるのか」という疑問が出された。
また、「沖縄問題を考える際に重要となってくる日米地位協定について考えてはどうか」という意見が出たが、それに関する資料が無く話し合うことはできなかった。
このあと「沖縄基地問題では何が一番問題だと考えられているのか?」という話になり、そこには
人権問題や土地問題などの複雑な絡み合いがあることが挙げられ、また、沖縄が本土の犠牲になっていることが話し合われた。
最後に、「本土の人達が沖縄の歴史・現状に関心を持たなければならない」、「本土でも有事対策が進んでおり、沖縄問題は本土の問題になりつつあるのではないか」などの意見が出され、今回の議論は終了となった。
【反省】
今回の発表では、おおまかな歴史と現状については、皆さんに理解してもらえたのではないかと思った。資料については、主に沖縄の現状の箇所で、重要なポイントでもある日米地位協定についての知識が不十分であったりなど至らなかったところが多々あったように思う。また、意識の差を実感してもらうためにまわした新聞の感想等の意見もこちらから求めればよかった。
今回論点として提示した沖縄と本土の関係性についても、なぜ“関係性”をあえて出してきたかについての過程や根拠をしっかり説明できなかったため、話し合いを停滞させてしまった。
全体的に意見を多く交わすことはできなかったが、沖縄基地問題を考えるきっかけを与えることはできたのではないかと思った。これを期に沖縄に対する関心をこれからも絶やさず、心に留めていきたいと思う。
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