文化論コロキウムV H班報告書
テーマ 若者言葉 発表日 2007年6月28日 発表者 伊藤玲沙、大西奈緒、及川美樹、大立目真依、小笠原真宏 担当教員 後藤尚人
<発表内容>
○若者言葉の定義
○若者語の発生背景:心理的背景(身体的発達、心理的特徴)
社会的・歴史的背景(明治時代?現在)
○若者言葉に対する意見(インターネット、身近な人々より)
<論点>
多くの若者言葉や敬語、日本語の乱れが指摘されている現在は、危機的状況なのだろうか。
<議論の流れ>
論点について班で話し合ってもらったところ、多くの班からH班の考察と同様に、時と場合に応じて言葉を使い分ければ問題はないし、それほど危機ではない。という意見が出た。また、杉浦先生、小林先生から論点の「危機的状況」が具体的でなく、現在の何が危機であるかを議論したいのかが曖昧であるとの指摘を受けた。
その上で、今度は「何が危機的状況といえるだろうか」ということを班で話し合ってもらった。すると、世代間のコミュニケーションが出来なくなることが危機である。自分たちが親になった時に正しい日本語を教えることができなくなることは危機である。という意見が多く出されたが、特に危機的なことは起こらないのではないか。という意見も出た。また、小林先生からは言葉が通じなくなり社会的生活が成立しなくなることが危機ではないか。という意見が、池田先生からはパソコン用語などの専門語・インターネット上の2チャンネル語等と若者言葉は異なるとの意見が出た。
最後には、やはり若者言葉自体は、若者が会話促進のための潤滑油として楽しみ使っているもので、仲間内で使う分には問題ない。社会に出る時には公私を分け、言葉遣いに気をつければ良い。という意見でまとまった。
<まとめ・反省>
活発な議論を展開させることは出来なかったが、発表自体はスムーズに行うことができて良かった。しかし、班での話し合いが十分でなかったこともあり、出された意見から議論を発展させられずしばしば行き詰ってしまった。また、多くの班から同じような意見が出されたのだが、あらかじめそのことを予想して議論を進められるようにしておけば良かったと思う。議論を思うように進められず、先生方に助けてもらうこともあったが、各班から出された意見に対して、上手く対応することができた。
全体的に自分たちがどのような方向に議論を持っていきたいのか、もっと話を詰めておくべきであった。
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