平成19 (2007) 年度「文化論コロキウムVI」発表記録
  

 

 

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発表報告2007年11月18日 (日) 02時15分 Web 掲示板投稿

 

 

文化論コロキウムVI A班報告書

テーマ ネットいじめ
発表日 2007年11月1日
発表者 石山優佳 伊藤晴香 小田島沙織 坂下万結 花井はるか
担当教員 山本昭彦

<発表内容>
◇ ネットいじめとは
◇ ネットいじめの具体的な例
◇ 日本における携帯電話の普及

<論点>
最終的にどうすればいじめはなくせるのか。

<議論の流れ>
「ネットいじめ」というものが私達の知るいじめとは違うものであるということを知ってもらうため、ネットいじめとはどのようなものなのか、具体的にどのような事が行われているのか、また、ネットいじめは中高校生の携帯電話事情が関わっているため、日本の携帯電話の普及率について発表した。
まず発表に対して質問を取った。1)大人にもいじめがあるが、今回の議論はどこまでを含めるのか。2)いじめの歴史について、海外や大人の社会でもこのような事はあるのではないか。の二つの質問に対してA班では、ネットいじめは新しい問題であること、今の子供達に起こっていることを考えていきたかったので、議論は今の中高生の間でネットを中心に起こっているネットいじめとすることとした。
まずネットいじめについての率直な意見は「怖い」「なぜこんなことをするのか理解できない」などだった。私達はネットいじめというものがここまで問題化されていなかった世代であったので、具体的な例だけでは足りないと思い、いじめる側・いじめられる側の声についての資料を口頭で発表した。
 ネットいじめの対策としては「携帯電話のフィルタリングの強化」、「ネット上の匿名性の排除」のような管理体制についての指摘があったが、今そのような対策が追いついていない状況から、A班の考察であった「教育の場から見直し、いじめはいけないもの、ネットは恐ろしい面もあるのだということを教えていく」という意見について聞いてみた。しかし「想像力を豊かにするだけではいじめはなくならない」「個人のモラルを教育するということには限界がある」という意見が出された。確かにいじめという問題は家庭や教育や意識改革で簡単に解決する問題ではない。ただいじめはいけないと教えるだけではなく、ネットの危険性や問題点など様々な面からの長期的な解決を目指していく必要があると考えられる。抜本的にいじめを解決する具体策はまとまりきらなかったものの、理想としての対策は話し合えたと思う。

<反省>
・マイクの準備に不備があり、いいスタートで議論を始める事ができなかった。
・時間配分と流れをよく考えておくべきだった。
・先生方からの質問が多く、生徒同士の議論が少なかった。
・資料が少なかった→進行役だけが知識を持っていても全体の議論はうまくいかない。

最終論点は短くはあったが話し合う事ができたこと、また、準備の段階でこまめに集まり、班での準備ができた事は良かった点であると思う。