大学院人文社会科学研究科 平成13年度 大学院科目紹介 より
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「弁論術」から「修辞学」へと変容してきた《レトリック》について論じる。一般に、レトリックの歴史は衰退の道を辿るとされているが、その過程は説得の技術から読解理論への変容の歴史でもある。また修辞学は極めて精緻な記号論ともいえ、テクストを読むうえで重要な読解格子を形成している。本講義においては、こうした読解理論・記号論的観点からレトリックを再考してみたい。 |